DIA-ダイヤ-
「フラれるってマジ焦ったわ。人生初の危機的状況だったぜ」
「ふふっ、なにそれ。でも私もフラれるかもって怖かった。同じこと考えてたんだね」
「…ずっと一緒にいような」
耳元で囁くように悠斗が言う。
(すごくすごーく、幸せ…)
「うん」
新しい涙がポロリと一粒落ちた。
嵐のあとの穏やかな静けさの中で、生きてきて良かったと初めて感じたひと時。
気がつくと夜も更けてきていて、帰らないといけない時間が近づく。
「ふふっ、なにそれ。でも私もフラれるかもって怖かった。同じこと考えてたんだね」
「…ずっと一緒にいような」
耳元で囁くように悠斗が言う。
(すごくすごーく、幸せ…)
「うん」
新しい涙がポロリと一粒落ちた。
嵐のあとの穏やかな静けさの中で、生きてきて良かったと初めて感じたひと時。
気がつくと夜も更けてきていて、帰らないといけない時間が近づく。