DIA-ダイヤ-
それからも私は先生を試し続けた。


「ねぇ先生、私ずっと淋しかったんだ」


無防備な天使がそう囁き


「もうどうでもいい!先生だっていつか私を見放すんだよ?結局誰もずっと一緒になんかいてくれないんだから!こんな私なんて、消えてなくなればいいのに!!」


ふと悪魔が顔を出す。


本当の私はどっち?


自分の中に相反する感情が存在し、どっちも私。


そして先生から人格障害の診断をくだされることになる。


先生との関係が少しずつ改善されて落ち着いてきた私は、しばらくして退院した。




その冬が終わる頃に、悠斗と出会う。


傷つけあいながら、時に激しく時に穏やかに過ぎていった日々。


悠斗と出会ったあの日は今も覚えてる。


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