DIA-ダイヤ-
キラキラした透明の大きめビーズの先に、真っ白い羽根が付いたストラップを二つ手に取る。


そのままレジに直行!


会計が終わって光沢のある赤い小さな袋を二つ受け取り、バッグにしまうと悠斗が灰皿を持って現れた。


(セーフ!)


「決まったの?」


「あぁ」


薄いクリーム色の鼻血を出した犬の絵の灰皿を私に見せた。


「…シュールだね」


「そっか?お前なんか買ったの?」


「まぁ、ちょっとした物をねー♪」


悠斗は口元をニッとだけしてレジで会計を済ませる。


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