DIA-ダイヤ-
「そんじゃ、飯食って映画行こーぜ」


「はーい♪」


悠斗が灰皿の入った赤い袋をプラプラさせてて少し邪魔そう。


「私のバッグに入れておく?」


「おっ、サンキュー♪」


そして私達は寄り添うように歩いて行った。


誰が見てもきっと幸せそうなカップルに見えることが、とても誇らしい気分で。




食事を済ませて映画館に着いた私達は映画を選び始めた。


「いろいろあるんだねー」


上映している映画のポスターがたくさんあって選ぶのが大変。


「あ、あれよくね?」


悠斗が指差したのはゾンビがうようよ出てきて襲われる物。


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