新撰組と少女
私が襲われたから、とは
言えず、黙っていると

「はあ。
 まあ、それはどうでもいい。
 お前が怪しいと思って連れてきたんだ。
 俺が、やる。」

「ところで、
 どこがあやしかったんだね?」

「・・・」

「「???」」

まさか、私が襲われたとはいいづらい・・・

「どうした?」

「もしかして、
 襲われたのはお前か?
 鳳上院??」

「勘が鋭いですね・・・」

ほんと、勘がするどいな・・・

「なに!?
 それは本当か!!
 どこか、けがはしていないかね!?」

心配そうになって
目に、涙をためている
近藤さん。

おいおい・・・
そこまでか・・・

「大丈夫です。
 心配しないでください。」

「じゃ、近藤さん。
 ちょっくら行ってくる」

そして、2人で
拷問部屋に向かった。

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