レボリューション剣の会湯の街解放同盟
なぜって言われても分からない単純に面白くないか?
イヤそれだけでは、ないような気がした。
だけど、街角で募金があればなるべくするようにはしていた。
「難しいですね。ただ面白くないからでもないし、う~ん。」
「そうだよな。俺は、あの番組観てると偽善の匂いがプンプンしてな。
上手く言えないんだがな。
障害者や貧困地域を出して募金を下さいってのは、分かるんだがな。
その時期だけ出してなんだか、障害者や貧困地域を晒し物にしてるような…晒し物って言い方は、キツイか。
だけど、あのテレビ局は、あれを、やるなら、なぜ障害があっても出来る仕事があるんだから率先して例えば車椅子のアナウンサーを採用しないんだ。
あの時期だけ募金を集めないで地道な事をしないんだ。
募金は、もちろんいい事だけどな。」
「イベントですからね。」
「いや、分かるよ。
年寄りのタレントを引っ張り出して走らるせるのは、分からないがな。」
次郎は、ボールペンをくわえた。