レボリューション剣の会湯の街解放同盟

しかし、マスターとのトラブルは、マスターの口から次郎の知る事になった。


その日、マスターは、お客さんにすすめられたお酒で酔っていた。
次郎と僕とマスターだけになった時にマスターが次郎の前に来て言った。



「次郎さん。。純一が辞めるって言っててね。俺は、止めてんだよ。」



マスターはあまりお酒が強い方ではなかった。少し身体が揺れていた。


次郎とマスターで2人で話してるのは、あまり見た事がなかった。

どちらも微妙に距離を取っている感じだった。従業員の仲では不仲なのではないかとも言われていた。


確かにマスターは、酔った時に、次郎が帰った後で時々次郎の悪口を言っていた。


土建屋のくせにとか威張りやがってとかの子供ぽい悪口だった。


次郎がマスターの悪口を言う事は、なかったが時々軽蔑の目で見ているような所があった


次郎は、マスターに雨に濡れた猫でも見るような視線を送って答えた。


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