レボリューション剣の会湯の街解放同盟
僕と次郎日本上陸
池本県議が来てから3日が経過した。
島は、相変わらず忙しかった。
単調な作業が続いたが、ローテーションで来る人々は、まだまだ増えていたし皆の結束力は強くなっていた。
宮本と最初に次郎の考えに賛同した40代後半の根木と言う男は、皆を仕切るようになっていた。
単調な作業も細かい事が多くなり今までのメンバーだけでは、目が届かなくなっていたから、これは非常に助かった。
結束力は、こうした作業を皆でする事により培われた。
休み時間などは、あちこちで今の日本の現状を話し合っていた。
次郎は、良くこれからどうするのかと聞かれたが相手の出方次第だし剣の会は、今は、島の要塞化に取り組むとだけ答えた。
皆は、特にこの答えに不満を抱かなかった。
次郎の今までの行動を見ていたからだろう。
「純一君皆ずいぶんまとまって来たなあ。
俺は、土建屋だから分かるが、人の結束ってのは、こうした作業から生まれるような気がするんだよ。」
ある時の休み時間に上島がこちらまで来て僕に、話し始めた。