レボリューション剣の会湯の街解放同盟
次郎は、にこりともせずに単刀直入に聞いた。
「まぁまぁ。コーヒーでもどうですか?」
「けっこうです。さっき飲んで来ましたから。
忙しいので用件を言ってもらえないですか?」
「君失礼じゃないか!」
緑川の秘書らしき小柄な男が次郎に怒った口調で言った。
「まぁまぁ。用件は、単純だよ。大小島から出て行ってもらいたい。
しかし、こんな事は、お願いする事じゃないが君の顔を立ててだね…」
「断る。」
次郎は、緑川の話しを遮ってはっきり言った。
「断ると言ってもあの島は、我が国の領土だよ。
不法占拠は、法律違反ですよ。」
「では、我が国固有の領土と主張を続けてる北方領土をロシアから返してもらえよ。
中国や韓国にもきちんと我が国固有の領土だと言って近寄らせないようにしろよ。」
「君、政治には色んな難しい問題があるんだよ。
君が言うのは、分かるがだからと言って日本人の君が大小島を占拠していい訳ないよね。」