レボリューション剣の会湯の街解放同盟

「倉木と緑川がつながってるって言うより倉木の所の本家つまり日本最大の暴力団とこの街の半分以上の政治家がつながってるよ。


知事の浜口も市長の木村もな。次郎さんは、まだ無事だよ。


多分いきなりスタンガンを使われたんだな。さすがの次郎さんも対処出来ないだろうなあ。」



スタンガンなるほどそれで、次郎の身体が吹っ飛んだのか。

しかし、知事も市長も暴力団と繋がりがあるなんてそれもよりによって倉木の本家とは。


僕が考え込んでいると携帯が鳴った。慌て通話ボタンを押した。



「この性欲小僧!!何してんのよ!」



愛弓がいきなり大声で怒鳴ってきた。



「あんた何の為に次郎さんに付いてたのよ!

金○ついてんの!男でしょう!しっかりしなさいよ!

藤本ちゃんに様子を聞こうと思って連絡したらこのざまよ!今どこよ行くから!」



僕は、携帯を切って電源も切った。


確かに、何の為に次郎さんに付いてたのか自分自身が情けなくなった。



「純一君気にするなよ。仕方ないよ。

その状況なら誰だって次郎さんを守れないよ。」



佐竹は、僕の携帯が聞こえたらしく慰めてくれた。


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