レボリューション剣の会湯の街解放同盟
やるしかないと思ったが、睾丸がキュッと音を立てたような気がするくらい緊張した。
佐竹は、車のエンジンを切ると、ドアをぞっと開けて外に出た。
後ろに周りライトバン後部を開けて金属バットを取り出した。
初めて佐竹が車から降りたのを、見た。
背が高く180センチはあった。身体つきも良かった。80キロは超えていそうだった。
僕も、外に出た。
佐竹が金属バットを渡してくれた。
「純一君相手を、殺す気で行け。
殺してもいい相手だ。」
相変わらずにやけた顔だったが目がギラギラしていた。
殺してもいい相手なんて居ないよと思いながらも気合いを、入れようと僕は、必死になった。
佐竹と僕は、あちこちに積まれている材木に隠れながら黒い乗用車に近づいた。
黒い車のそばにも材木が積まれていて佐竹と僕は、そこに、身を隠しながら様子を伺った。
「さすがの、おっさんも気絶してりゃ何も出来ないな。」
ドスっと言う鈍い音が聞こえてきた。
僕は、3人が見える位置までギリギリまで近づいた。