レボリューション剣の会湯の街解放同盟

「よう…純一かぁ。おりゃ生きてんのか?
佐竹にやけてんじゃねぇよ…」



そう言うと次郎は、苦しそうに目を閉じた。



「とにかく、病院に連れて行こう。

次郎さんだよ。次郎さんだから大丈夫だよ。」



佐竹も、さすがにそばで次郎を見て焦っている。


車のライトが見えた。僕らの前で停まると藤本と愛弓が出てきた。


その後ろからもう1台車が停まり上島と和美が降りて来た。


愛弓は降りると同時に僕の股間を蹴った。


藤本は、佐竹を殴った。



「馬鹿野郎!お前は、何の為に付いてたんだ。

とにかく病院だ。」


「性欲小僧!次郎さんが死んだらあんたを殺すよ!」



愛弓は怒りが、おさまらないようだった。



「愛弓ちゃん純一君は、良くやりました。悪いのは、俺です。」



「そんな事は後よ。病院に運ぼう。」



和美が冷静に言った。


上島もうなずきながら次郎の身体を触っっている。


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