レボリューション剣の会湯の街解放同盟

佐竹が泊まるとレスリングの基本を、延々練習した。


主にタックルの練習をやった。


相手をいかに有効に倒すかを重点的に教わった。


佐竹は、相変わらずにやけた顔をしていたが、レスリングの指導になると厳しかった。


だが、素人の僕にも分かり易く非常に丁寧に教えてくれた。


河田と和美は、古い漁船の整備を毎日コツコツ行っているようだった。


愛弓、藤本、上島、佐竹、河田、和美とそれぞれの得意な分野で頑張っていた。


次郎が居なくても皆が協力し合って大小島の要塞化は、着々と進み僕個人にも少しだけ自信のような物が付き始めていた。



そういう時期に突然次郎がテレビのインタビューに答えると言う情報が最初は、河田から入って来た。


昼のワイドショーだと言うからびっくりした。


全国区に映るわけだ。


島中が大騒ぎになった。


しかし、島にテレビは、無いために仕方なく携帯電話の小さい画面で皆観る事になった。



番組は、昼の12時から始まった。


< 177 / 338 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop