レボリューション剣の会湯の街解放同盟
戦闘前夜と勇気について
温泉小屋が出来て2日ほどして亀山組の吉井が漁船で島に来た。
吉井は、島をあちこち歩いて見学して歩いた。
時々ホウとかなるほど。などと言いながら歩いた。
「次郎、要塞だなぁ。なかなかのもんだよ。」
「そうですか。
まだ足らない所ばかりでまぁ完璧に近い形にするのには、時間がかかりますよ。」
「そりゃ、そうだ国とやり合うんだからなぁ。
だが、ここまで出来てるとは、思わなかったよ。」
「はぁ、まぁ自分でもここまで皆さんがやってくれるとは、思わなかったですが、まだまだ足りませんね。」
「ハハハ そりゃ、足らんさ。いくらやっても足らんよなぁ。
相手は、国家だからな。」
吉井は、笑いながら佐竹に合図した。
佐竹は、漁船から大きめ段ボールを持って来た。
「俺からのプレゼントだよ。
大した物じゃないが何かの役に立つだろう。」
次郎が段ボールを開けるとそこには、手榴弾が、ちょっと見ただけでも30個は、入っていてその上に油紙に包まれた物が3つあった。
次郎が油紙から黒い拳銃を取り出した。
「べレッタですね。
こんな高価な物をありがとうございます。
使わないに越した事は、ないんですがね。
手榴弾は、ダイナマイトがありますが威しにいくらでも使い道がありますからね。
しかし、なぜ、3丁なんですか?」
「そりゃ、剣の会のお前と若い純一君と愛弓ちゃんにだよ。
1番最初のメンバーだろう。」