レボリューション剣の会湯の街解放同盟

「亡くなった三沢光○さんも言ったね。

最後には、チキンを売りにし始めたのよ。

チキンを売りにすればどんなチキンな試合をしてもいいと思ったみたいだし自分は、プロレスラーだからこれもパフォーマンスだと言ったのよ。


プロレスラーを馬鹿にしてるし肝心なのは、負けた時の言い訳を常に用意したわけよ。


総合格闘技の試合にそれが出ちゃってるもん。

殴らても殴らても向かって行く姿勢って見えないもん。殴ら続けて負けたっていいじゃない。

逃げ道を作るって、とても卑怯だと思う。」



僕は、愛弓と次郎の話しに頷き続けた。



「格闘技だけで無くてあらゆるアスリートは、勝つ為に練習して追い込む訳よね。

結果は、いいじゃない。負けたり成績が悪くても過程や内容が大事じゃないかな。」



「そうだよな。準備と内容だよな。」



「最近の次郎さんは、何だか逃げ道を作ってるような気がするけどね。」



「馬鹿野郎。愛弓ちゃんそりゃ、違うぜ。」



「何だか自分だけで片を付けようみたいな感じとかね。

それってチーム剣の会に失礼じゃない?」



「愛弓ちゃんチームだからこそだよ。

俺1人の戦いなら単純だよ。」



次郎が反論した。



「チームだからこそ皆で分け合うんじゃないの?」



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