レボリューション剣の会湯の街解放同盟
「僕もそう思います。」
「純一君たまには、いい事言うね。
そうだよね。
剣の会湯の街解放同盟は、次郎さんだけの物じゃないのよ。」
「そのくらい分かってるよ。」
「分かってるならまるで責任は、自分だけで取るみたいな感じやめてよね!」
愛弓が大きな声を出した。
「どうなるか分からないんだぞ。
愛弓ちゃんも純一も若いんだぜ。
将来もあるだろう。」
「次郎さんには、将来無いわけなの?」
「違うよ。俺だって将来は、あるがお前達の父親くらいだぜ。」
「それって年寄りだからとか、女だからとかの差別じゃない?
剣の会は、平等でしょう?
もちろんリーダーは、次郎さんよ。そしてナンバー2は、癪だけど純一君よ。
だけど、リーダーだからとかないんでしょ?
リーダーだから責任を取るとかないんでしょ?」
愛弓の声がどんどん大きくなった目には、涙を溜めているが必死の形相に変わってきていた。
愛弓は、次郎がいざとなれば自分だけで責任を被り死ぬ気でいるのかも知れないと疑っている。
それを、どうしても止めたいのだと僕は、思った。
僕も同じ考えだった。