レボリューション剣の会湯の街解放同盟
その夜も次郎と愛弓と僕の3人が島に泊まった。
温泉に浸かり3人で焚き火を囲みながら紅茶を飲んだ。
「次郎さん、今日の猟銃の命中凄かったね。」
愛弓が次郎の身体が少しでも回復したのだろうとそう言った。
「愛弓ちゃんあれはなあ。国旗を狙ったんだよ。
見事に外れたなあ。」
次郎は、顔を赤らめて苦笑した。
海上保安庁の船のスピーカーと国旗ではかなりの誤射だったが次郎が照れくさそうに笑ったのに少し安心した。
前の次郎なら怒った顔をしただろうが突っ張りが取れたというか怪我は、怪我で受け入れようとしている次郎が好ましかった。
「あはは次郎さん、そりゃ、しばらく猟銃持てないね。」
「そうだな。自分でもそう思うよ。
だが幾らかは、身体が動くようになって来てるよ。」
「まだ駄目よ。もういい年なんだからちょっとは、考えないとね。」
そう言うと愛弓は、洞窟の奥から小さいリュックサックを持って来た。
「お風呂から出てまだ身体温かいでしょう。ちょっと次郎さん、脱いでよ。」
「え!もう寒いよ。それに何だよ?脱いでって。」
「いいから脱いでパンツ1枚になりなさい。
恥ずかしい年じゃないでしょう。
早く早く。」