レボリューション剣の会湯の街解放同盟
次郎は、大木を避けながら上島の所に行くと上島を肩に担いで洞窟に走った。
僕も愛弓も洞窟に辿りつきそれを、呆然としながら見た。
大木の1つが次郎に降って来たが次郎は、避けながらも避けきれないと分かるとそれを、足で蹴り飛ばした。
僕も愛弓も次郎と上島を助けようと洞窟を出ようとした。
「馬鹿野郎!!そこにいろ!!」
次郎の怒声で僕も愛弓も洞窟に居るしかなかった。
次郎は、大木を避けながら洞窟の直前まで来たが落ちて跳ねた大木に当たり吹き飛ばされ山の斜面に上島を担いだままぶつかった。
だが直ぐに身体を起こすと上島を担いで洞窟に駆け込んで来た。
次郎は、息が切れ話せなかった。
「次郎、すまねえ。足を挫いちまった。」
上島が悔し気に謝った。
次郎は、しばらくハアハアと息をして居たが絞り出すように言った。
「親方他は、怪我ないか?純一も愛弓ちゃんも怪我ないか?」
3人とも大丈夫だと言った。
「ちくしょう!誰かが裏切りやがった。」
次郎は、拳で地面を叩いた。