レボリューション剣の会湯の街解放同盟
次郎は、僕と愛弓を制止とすると、上島に駆け寄り担いで洞窟に入った。
上島は、右肩を撃たれていた。
次郎は、洞窟に入ると上島の肩をゆっくり見て僕に携帯を持ってくるように言った。
「河田か。今何処だ?こっちに向かってるのか。
緊急事態だ。和美ちゃんには、港に引き返すように言って例の医者に連絡を取るように言ってくれ。
親方が撃たれた。
お前は、島に着けると俺が親方を船に担いで行くからそのまま医者に連れて行ってくれ。
裏切り者がでた。
えー何だ?藤本と佐竹だよ。
詳しい事は、また連絡するから今は、島に来るな。
分かったな。
親方を乗せたら直ぐに引き返せ。
俺達は、大丈夫だ。
また連絡する。」
そう言うと次郎は、携帯を切った。
次郎の鼻から血が落ちて口の周りを赤黒く染めていた。
「藤本の野郎とうとう撃ちやがった。
どう出るかだな。
クソ!」
「次郎、すまんな。俺は足手まといにばかりなってる。」
上島が顔面蒼白になりながら次郎に詫びた。
「上島の親方謝る事じゃないだろう。
誰が撃たれてたか分からんのだからな。」
次郎は、上島に優しく言った。