レボリューション剣の会湯の街解放同盟
「次郎さん親方大丈夫なの?」
愛弓が心配そうに聞いた。
「大丈夫だよ。弾は貫通してる。
あの医者がちゃんと治してくれるよ。
それに、昔親方は、まだ酷い怪我をしてるからこの程度ではくたばらないよ。」
「そうだな。お前と一緒の現場でトンネル工事だったなぁ。
新潟だったなぁ。」
「親方あの現場は、寒かったなあ。
あの時トンネルの中で下手なトラック運転手に親方はねられたんですよね。
あの時は、親方死んだかと思いましたよ。」
「そうだな。あの時は、酷かった。
あの時は、比べたら大した事はないな。」
上島は、笑った。
「純一、愛弓ちゃんもうすぐ河田の漁船が着く。
俺は、親方を担いで河田の漁船まで走る。
藤本達が撃ってくるかもしれん。
2人で援護してくれ純一も拳銃を使え。」
僕は、実際にまだ撃った事がなかった。弾がもったいないかったからだ。
だが藤本に撃ち方は、習っていた。
習った藤本が敵になるとは、皮肉だが仕方ない。
それに、猟銃も含めて実戦で銃を撃つのは初めてだった。
正直、恐かった。
「純一君バンバンバンよ。
簡単、簡単隠れて私の着替え見るより簡単よ。」