レボリューション剣の会湯の街解放同盟
次郎は、河田を怒鳴りつけた。
河田が乗せて来ていた人達も何が起こったのか心配そうに見ていた。
「急げ!早くしないとこっちがやられる!」
次郎は、漁船を蹴った。
河田は、仕方なそうにそれ以上は、聞かずに漁船を街の方向に向けた。
僕達は、洞窟まで走って戻った。
洞窟に戻ると僕は、地面にへたりこんだ。
初めて実戦で撃った事と今までの緊張感が切れた気がした。
「愛弓ちゃん何か食べる物ないかい?」
次郎が聞くと愛弓は、テントの側からチョコレートを持って来た。
やかんの水を3人で飲みチョコレートをかじった。
「相手は、交代で帰ると見せかけて藤本と佐竹に脅されたか積極的に参加したのか分からんが全部で10人くらいじゃないかな。
それも猟銃を藤本、佐竹以外にも使える人間が、居るかも知れんな。
しかし、甘くて美味いなたまには、チョコレートもいいなあ。」
「チョコレートや甘い物はこういう時には、いいのよ。
だけど、脅されたからってそこまでするかしら?
どんな脅し方なのかな?
銃で脅すとかの暴力的なのかしら?
それなら限界がある気がするけど。」
「そうだな。そこは、何とも言えないが愛弓ちゃんの言うとおりかも知れんな。」
次郎が唸るように言った。