レボリューション剣の会湯の街解放同盟


ダミーを作った皆も嬉しさと興奮を隠せないようだった。



宮本は、自分が作ったまるで案山子のようなダミーに自分がかぶっていた帽子をかぶらせて満足そうこれは、敵もびびっちゃうだろうなぁと言った。



「宮本ちゃんかなり下手だけど、後ろの方に置いておけば良いかもね。」



愛弓が笑いながら言った。



皆が愛弓の言葉を聞いて笑った。



宮本は、仕方なさそうに後ろの方に自分で作ったダミーを置き直した。



「宮本ちゃん、そうそう。そうすればいい感じよ。」



皆が、また笑った。


愛弓の言い方は、嫌味ぽく無かった為に宮本もつられて笑った。



皆の雰囲気は、とても良かった。



愛弓は、新·日本の旗を目立つ位置にしっかりと立てた。



和美が愛弓に山の方を、観るように告げた。



山の見張り台の所にいつの間にか長い竿が立てられていた。


竿の先に新·日本の大きな旗が風に吹かれながらたなびいた。



見張り台から、河田が手を振った。



愛弓は、このサプライズに驚き和美に抱きついた。



いつの間にか和美が新しい大きな旗を作っていたのだ。



「こりゃいいなあ。
いよいよ明日だ。

敵は、日本国家だ!!

やるぞ!!」



次郎が腹から声を出した。



皆、次郎の声を聞いてオー!!とかやるぞ!!とか叫んだ。



次郎は、もう皆に覚悟を聞いたりしなかった。


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