レボリューション剣の会湯の街解放同盟


僕らの攻撃が止み僕が拡声器で話し始めると向こうからの攻撃も止んだ。



自衛隊の船から3発銃声が聞こえて来た。



その後に、海上保安庁の船が島のギリギリまで来ると乗組員がやって来て自衛隊員を引き取って行った。


次郎は、上島に漁船を運転してくれと頼んだ。



和美も上島も愛弓も井原兄弟も愛弓を心配そうに見ながらも次郎の状態もかなり心配してるようだった。



「次郎、河田が腕をやられたから俺か和美ちゃんが行くのが当然だが、お前は、大丈夫か?」



上島が心配して次郎に聞いた。



「俺は、大丈夫だよ。

それに、向こうの輸送船も今は、何とかなってるが長時間は、無理だよ。

もう少ししたら一旦引き上げるだろうよ。」



次郎は、微笑みながら答えたが顔色は、悪かった。



まだ抵抗する愛弓を漁船に乗せると上島が漁船を出した。



僕達は、漁船を見送っていたがパーンと音がしたのにびっくりした。



銃声がパーンパーンと続いた。



上島の漁船が銃撃されていた。



上島は、漁船を島に戻そうとしていたが、自衛隊の輸送船から銃撃が続き漁船を止まった。



次郎が、叫んだ。



「チクシュウ裏切りやがった。

親方!!動かすな!!

伏せろ!!

皆、撃て!!

撃て!!

援護しろ!!」


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