レボリューション剣の会湯の街解放同盟
次郎の表情は、今までにない表情だった。
怒りで恐ろしい顔に変わっていたが、すぐに武器のある洞窟に走ると日本刀を持って出て来た。
古い吉井組長に貰った日本刀では無く最初から自分が持ち込んだ物だった。
そのまま山に上がろうとする次郎に河田が声を掛けた。
「次郎さん戦闘船だな。
俺も行くよ。」
僕も慌て行くと言った。
次郎は、和美と井原兄弟に声を掛けた。
「和美ちゃん井原、こっちは、頼んだぞ。
相手に当たっても仕方ない。」
和美も井原兄弟も厳しい表情で頷いた。
次郎は、見張り場所まで凄いスピードで上がると見張り場所に隠していた機関銃を取り出すと例の縄梯子で降り始めた。
その下に小さな船が置いてあった。
『剣の会湯の街解放同盟公認専用戦闘船寄贈キャバクラ モンモン愛弓』
と書かれた船外機だった。
愛弓が持ってきた物だった。
河田も僕も前にここを降りられなかった為に一瞬だけ躊躇したが直ぐに降り始めた。