レボリューション剣の会湯の街解放同盟

次郎は、そう言うと河田と藤本と上島に後を頼むと言ってその場を離れた。


河田と藤本と上島が皆を漁船に乗せて帰って行った。


宮本や何人かは、島に残ると言ったが年長の上島が説得してやっと帰って行った。



島には、次郎と僕が残った。


次郎は、焚き火のをおこして、和美のシチューを暖め始めた。



「純一愛は地球を救うのかね?」



ボソリと次郎が言った。



「え?何ですか?」


僕は、いきなりの次郎の言葉に思わず聞き返した。



「いや、愛は地球を救うって毎年やってるじゃねえか。

あれ観てていつも疑問に思うんだなあ。」



次郎が言うのは、毎年テレビでやってる番組の事のようだった。



「何が疑問なんですか?僕は、あまりあの番組観ないんですよ。」



「なぜ観ないんだ?」



次郎が、焚き火に木の枝を足しながら聞いた。


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