好きだと言えなくて
屋上に裕陽の声が響いた。


いつもより低い声で
いつもより冷たい目で

あたしを怒鳴った
あたしは見てる・・・。






「お前は恭平を傷つけて
 自分は幸せになろうって?
 ふざけんなよっ!」





「・・・・そんな事思ってない!」





「思ってなきゃ
 別れるはずねぇだろ!」




「佑真が好きって気づいて
 中途半端な気持ちで
 恭平と付き合いたくなかった」
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