肉食彼女
彼女、肉食なり

朝...ですよ?

「和くんおはよー。」

爽やかな朝。

・・・のハズなのに
何故か目の前には
いる筈の無い人間がいる。

「ママさんの朝御飯
ほんと美味しいよねー。
早く食べないと
和くんのも食べちゃうよ?」

ここは俺の家のダイニングだ。

本来ならこの女、
中原杏佳などいる筈がない。

別にこいつと俺は
同棲などという
浮わついたことはしていないし
家に呼んだ覚えもない。


なのに何故か毎日いる。


「和くーん?」



まぁ何故だかは置いておいて
取り敢えず朝ごはんだ。



うん、確かに美味しい。


まぁ毎日美味しいんだが。














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