+FLOWER+(仮)


電話しながら気づいたら自分の部屋に入ってた
捜査隊の人は私の部屋にはもう誰もいなかった



「ウッ、でね…私もうどぅでもよくなって、グズッ…私、い、らないんじゃないかって…」



『もういいよ。』

「それにね、お母さんが帰ってきてくれ」


『もういいって!!』


ビクツ

『舞依?あんたはなんにも悪くない!
舞依は必要なの。

ごめんね、今まで気づいてあげれなくて。

ほーら!真犯人探すんじゃないの?』



美樹…


「うん。探すよ…真犯人…!」


『よし、その調子!いつでも相談していいんだからね?』


「うん…」



『うちは、味方でいるからね…!』




その言葉だけでもう十分に助かったよ

その声だけでたくさん救われたよ




「美樹、ありがとう」

『…ばーか!しみじみしてないで強くなんのよ!』



美樹の存在だけで安心するよ



「うん!じゃーね!あ、今日風邪ひいてたの?」



『え?なんでー?』







< 87 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop