ほんと の ときめき
その瞬間

「おい、高嶋!うるさいぞ!」

いつもノロい担任が

素早く隼汰を叱った。

「先生なんで俺だけなんすかぁー?
池田は?池田‼!」

何だ?私を巻き込むつもりか?

「はあ?私は何にも声出してないじゃん。」
「あっ、今声出しただろ?」
「んん…今のはしょうがないの!」
「どこがだ...」

「うるさい!お前ら放課後掃除な!
分かったら自分の席着け!」

『はい。』

私達は声を揃えて返事をした。
隼汰のせいで居残り掃除か。

< 17 / 22 >

この作品をシェア

pagetop