欠片涙。
「ごめん。」

「え?」

志織が私に初めてごめんの3文字を言った。

「ど・・・どうして?」
つい、疑問に思った。
志織はいった。
「どうしてって?」
「いやっ・・・」
「ああ、しょうがないの。うちって
頑固だから絶対相手が誤るまで
頭下げないからね。
うちも、頑固すぎた!
許して」

「いやっ・・・・」
「いや?」
「いやっ・・・うん!
私もごめんね!!!」
「やばっ、涙出てきた」
「ふふッ」

すると、彼の声が。

「あっ、渡邉。志織!なかないで!
私がなかせたみたいになるから・・・」
「^^」


渡邉がこっちを一瞬見る。
渡邉の周りにはいつも人がいる。
「平辻(ひら)」「大神(さる)」「原田(ひらけん)」
「前田」などなど・・
渡邉はいっつも人気者だから・・・・

あっやばいやばい。渡邉の話を・・・
志織のほうが先先!!

そして2人仲良く教室に帰る。
「志織と私」で!







でも、これだけで終わるとは限らなかった。
まさか、志織があんな思いで「誤った」なんて・・・
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