TOPアイドル!!
「星きれいだな」


気まずい沈黙の後最初に口を開いたのはお兄ちゃん・・・。



「そうだね。」


「走るか!母さんたち心配するぞ。」


そう。もう10時回ってる・・・


やばい・・。

ウルトラまじめっこの私が10時過ぎに帰宅なんて


ママとパパはなんていうだろう



「ただいまぁ」



お兄ちゃんと一緒だからまだ大丈夫かな?


「おかえりぃってどうしたの遥っっ」


がんばって隠したつもりの傷跡・・・


こんなにひどいの隠し切れないよ・・・


どうしよ?


「なんかあそこのどてから落っこったらしいよ。大丈夫かぁ?」


お兄ちゃん・・・


「そうなの。足、踏み外しちゃって・・・。」


お母さんの顔はにごっている。


隠しとおせるかな?


お母さん、こういうとこ鋭いからなぁ・・・


「そう、お風呂沁みそうねぇ・・・まったく」


「ごめんなさい」


とりあえずこの場は収まったけど・・・


 ・・・コレデオワルトオモウナヨ・・・


嘔吐がおそう


涙が流れる

傷は強くしみる
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