ナイショなダーリン-R&M-
「あたしもブラック、飲もうかな」


「え?なんで?」


「なんとなく」


「……俺はココア、好きだよ」


「ん?」


あたしの意図を読み取ったのか、和兄ちゃんってば優しい。
こうゆう所、大好きなんだ。


「いいじゃん、みくにはココア似合ってるし」


「それってフォローになってなーい」


「あはは」



そうやって久しぶりの再会を楽しんでいたら、開けっ放しのドアから視線を感じた。

……?


「あ……あの人」


「知り合い?尊‘ミコト’だよ。関西から来てる」


「さっき、間違えちゃって」


あたしはいきさつを説明し、ロミオのことにも少し触れた。


「そいつかもしれないな。青い瞳。理事長の……」


「え?」


「いや、ま、みくは心配すんな?とりあえず荷物片付けてメシでも行くか?」


「うん!」



あたしってほんとゲンキン!
ゴハン誘われただけで、ルンルンなんだもん。

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