ナイショなダーリン-R&M-
*参上!!
まだ時間がある。そう思って探検したのが間違いだったんだ───
このマンションは10階まであって、好奇心の塊みたいなあたしは、最上階まで行ってみたくなった。
10の数字だけ色が違う。
誰の部屋なんだろう……
ポーン
エレベーターの音と共に見えた景色はもはやマンションではなく、そこだけ一軒屋のようにぶち抜かれていた。つまり屋上を改造してあるのだ。
「に……庭がある……??」
きちんと門もあって、さらにインターホン、少し階段があり、玄関が見える。
なんだこりゃ……
表札に何号室とあるのか確かめようと目を凝らした。
が、そこにはローマ字がつづってあるだけだった。
「ラ……イ……」
「Right」
え――――
発音のいい低い声がして、慌てて振り向く。
そこには今朝、オートロックでぶつかったロミオが黒いサングラスをして立っていた。
このマンションは10階まであって、好奇心の塊みたいなあたしは、最上階まで行ってみたくなった。
10の数字だけ色が違う。
誰の部屋なんだろう……
ポーン
エレベーターの音と共に見えた景色はもはやマンションではなく、そこだけ一軒屋のようにぶち抜かれていた。つまり屋上を改造してあるのだ。
「に……庭がある……??」
きちんと門もあって、さらにインターホン、少し階段があり、玄関が見える。
なんだこりゃ……
表札に何号室とあるのか確かめようと目を凝らした。
が、そこにはローマ字がつづってあるだけだった。
「ラ……イ……」
「Right」
え――――
発音のいい低い声がして、慌てて振り向く。
そこには今朝、オートロックでぶつかったロミオが黒いサングラスをして立っていた。