ナイショなダーリン-R&M-
そのとき、パッと照明が落ちた。
同時にスポットを浴びて、品のいい男性が長々と挨拶をしている。


「あれが親父だ」


「え」


挨拶を終えた男性の元へ、迷うことなく二葉は近づく。


「ちょっと?」


「みく、黙ってろよ」


……?


「久しぶりです、父さん」


「あ、ああ」


「紹介します。竹内みくさんです」




< 214 / 266 >

この作品をシェア

pagetop