ナイショなダーリン-R&M-

*記念日

―――――
―――


マンションに着いたときには10時になっていた。
せっかくの記念日だったのに……


「あの、ね。ライトにお願いがあるんだ」


あたしの、決心。
ライト。
受け止めて……


「ライト、好き」


「ああ」


「あたしのこと……」


抱いて――

でしょ!

うう……


「みーく?」


くす、と笑ったライトがあたしの頭をくしゃっと撫でた。


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