ナイショなダーリン-R&M-
女湯であることをもう一度確認し、あたしは服を脱いでバスタオルを巻いた。

カラカラ---

湯気でよく見えないけど、立派なことは確か。
泳げちゃいそう。

ポチャン---


「……誰っ?!」


湯気の向こうから気配がした。
人影……?


「女の子……だよね?」


露天に背を向けてつかっている人物に、ゆっくりと近づいて声をかける。


「ね……」


え……
なんで……女……?


ボチャーンッ


あたしはその顔を見た途端、驚きのあまりしりもちをついてお湯に沈んでしまったんだ。


―――――――
―――――
───

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