やさしい手のひら・前編【完結】
「携帯まだかなぁ」
コンコン
「はい」
ハァーハァー
「亜美!」
「えっ?凌」
「なんで連絡しないんだよ」
「だって携帯ないし」
「公衆電話だってあるだろ
「なんでわかったの?」
「亜美の携帯から俺に電話きた」
「えっ?」
「亜美のお母さんだった」
プッ
笑ってしまった
「亜美が入院してるって。すんげぇ焦った」
「眠れないのか?」
「う…ん。暗いとだめなの。電気付けて寝るんだけど怖くて」
凌はそっと私の両手を握った
コンコン
「はい」
ハァーハァー
「亜美!」
「えっ?凌」
「なんで連絡しないんだよ」
「だって携帯ないし」
「公衆電話だってあるだろ
「なんでわかったの?」
「亜美の携帯から俺に電話きた」
「えっ?」
「亜美のお母さんだった」
プッ
笑ってしまった
「亜美が入院してるって。すんげぇ焦った」
「眠れないのか?」
「う…ん。暗いとだめなの。電気付けて寝るんだけど怖くて」
凌はそっと私の両手を握った