やさしい手のひら・前編【完結】
どうやって私達は家に来たのだろうか
私も由里も何も喋らなかった
「亜美、さっきのことは嘘じゃないよね。私信じたくない」
「由里…あれは現実だよ」
「私、慎に我が儘言い過ぎてた?慎に嫌な思いさせてた?」
由里は自分を責めた
この先どうしていいのか、すべてのことが嫌になった
「私、別れたくないから慎にはこのことを言わない」
由里が言った
「私も…そっとしておく。凌からちゃんと話してくれるまで黙ってる」
私の決断に由里は頷いた
「亜美別れるつもりなの?」
「どうしたらいいのかわからない。まだ信じられなくて。でも見てしまった以上もう凌を信じられない」
「私もそう」
由里は私の言葉に納得した
私も由里も何も喋らなかった
「亜美、さっきのことは嘘じゃないよね。私信じたくない」
「由里…あれは現実だよ」
「私、慎に我が儘言い過ぎてた?慎に嫌な思いさせてた?」
由里は自分を責めた
この先どうしていいのか、すべてのことが嫌になった
「私、別れたくないから慎にはこのことを言わない」
由里が言った
「私も…そっとしておく。凌からちゃんと話してくれるまで黙ってる」
私の決断に由里は頷いた
「亜美別れるつもりなの?」
「どうしたらいいのかわからない。まだ信じられなくて。でも見てしまった以上もう凌を信じられない」
「私もそう」
由里は私の言葉に納得した