やさしい手のひら・前編【完結】
私が後ろを向いた時、
ギュッ
後ろから私に抱き付いてきた
私はこうやって抱かれるのが好きだった
「亜美、行かないで。俺のそばいて」
凌が震えている
私は上を向き口を閉じグッと我慢し息を飲んで言った
「凌、私も凌のこと大好きだよ。でももう無理なの。私凌のこと許せない・・・もっと早く私の存在に気付いてほしかった…」
「亜美…」
この腕とさよならをしないと私はだめになる
私は凌を押し必死に走った
涙が風に流されていく
いろんな思い出が私の頭によぎる
亜美…そう呼んでくれる凌が好きだった
優しくキスをしてくれる凌が好きだった
どんな時も凌でいっぱいだった
私の愛しい凌…
ギュッ
後ろから私に抱き付いてきた
私はこうやって抱かれるのが好きだった
「亜美、行かないで。俺のそばいて」
凌が震えている
私は上を向き口を閉じグッと我慢し息を飲んで言った
「凌、私も凌のこと大好きだよ。でももう無理なの。私凌のこと許せない・・・もっと早く私の存在に気付いてほしかった…」
「亜美…」
この腕とさよならをしないと私はだめになる
私は凌を押し必死に走った
涙が風に流されていく
いろんな思い出が私の頭によぎる
亜美…そう呼んでくれる凌が好きだった
優しくキスをしてくれる凌が好きだった
どんな時も凌でいっぱいだった
私の愛しい凌…