やさしい手のひら・前編【完結】
いた。凌がいる
あの後ろ姿で私は凌だとわかってしまう
後ろ姿だけで胸がキュンとなる
片思いの時の自分を思い出した
あの時と同じ感情。大好きな凌
風の噂でどこかでバイトをしていると聞いた
私と別れて凌も前へ進んでいるんだ
「暇ぁ~」
由里がだらけている
「見た?」
「うん、慎かっこよくなってた。なんかチャラくなってた。本郷は?」
「相変わらずいい男だったよ」
そんな話しをしながら体育館で由里としゃべっていた
教室へ戻る途中
「亜美」
そう呼ばれ、凌?と思った
「健太くん・・」
「元気だったか?お前変わったな」
私はスカートを両手で持ち
「かわいいですか?」
ふざけてみた
「かわいいよ。お前はいつでもかわいい」
そう言って私の頭をクシャクシャと撫ぜた
「髪の毛乱れるじゃないですか」
誤魔化したけど、
頭を撫でられた時、ギュッと苦しかった
凌の仕草に似ていたから・・・
「昼休み屋上来れる?」
「あっはい。行けますよ」
「じゃあ来て」
なんの話だろう
凌のことかな・・・
そう思い昼休み屋上へ行くことにした
あの後ろ姿で私は凌だとわかってしまう
後ろ姿だけで胸がキュンとなる
片思いの時の自分を思い出した
あの時と同じ感情。大好きな凌
風の噂でどこかでバイトをしていると聞いた
私と別れて凌も前へ進んでいるんだ
「暇ぁ~」
由里がだらけている
「見た?」
「うん、慎かっこよくなってた。なんかチャラくなってた。本郷は?」
「相変わらずいい男だったよ」
そんな話しをしながら体育館で由里としゃべっていた
教室へ戻る途中
「亜美」
そう呼ばれ、凌?と思った
「健太くん・・」
「元気だったか?お前変わったな」
私はスカートを両手で持ち
「かわいいですか?」
ふざけてみた
「かわいいよ。お前はいつでもかわいい」
そう言って私の頭をクシャクシャと撫ぜた
「髪の毛乱れるじゃないですか」
誤魔化したけど、
頭を撫でられた時、ギュッと苦しかった
凌の仕草に似ていたから・・・
「昼休み屋上来れる?」
「あっはい。行けますよ」
「じゃあ来て」
なんの話だろう
凌のことかな・・・
そう思い昼休み屋上へ行くことにした