やさしい手のひら・前編【完結】
太陽が私を照らし、額に汗がにじむほど外は暑い
私は小走りで歩道橋に向かった
歩道橋の階段に本郷が座っていた
下を向いて何かを考えているような横顔
そんな姿さえ私の心臓はキュンとなる
私はいつかアイツの隣にいられる日が来るのだろうか。一緒に笑える日が来るのだろうか
そう考えながら本郷に近づいた
「おっー」
あの笑顔で私の方を見た
「早いねぇ」
「俺が誘ったのに遅刻できねぇし」
「確かにね…」
小声で言った
「亜美ぃ~~!!」
向こうから由里と坂下が手を繋いでやってきた
今日一日あのいちゃつきに耐えれるのだろうか
しかも本郷もいる
こんなに近くにいても私と本郷は手さえ繋げない
付き合っていないってことは
こんなにも2人に距離があるものなのかと思った
私は小走りで歩道橋に向かった
歩道橋の階段に本郷が座っていた
下を向いて何かを考えているような横顔
そんな姿さえ私の心臓はキュンとなる
私はいつかアイツの隣にいられる日が来るのだろうか。一緒に笑える日が来るのだろうか
そう考えながら本郷に近づいた
「おっー」
あの笑顔で私の方を見た
「早いねぇ」
「俺が誘ったのに遅刻できねぇし」
「確かにね…」
小声で言った
「亜美ぃ~~!!」
向こうから由里と坂下が手を繋いでやってきた
今日一日あのいちゃつきに耐えれるのだろうか
しかも本郷もいる
こんなに近くにいても私と本郷は手さえ繋げない
付き合っていないってことは
こんなにも2人に距離があるものなのかと思った