やさしい手のひら・前編【完結】
「健太くん気が利くね」

「祐介、高校入学してずっと好きだったからな。その気持ち知ってるし。いいきっかけになればいんだけどな」

友達思いの健太くん

「これから用事あんの?」

「何もないよ。どこか連れて行ってくれるの?」

「どこ行きたい?まだ昼過ぎだしな」

考えて決めた所・・・それは・・・

「海!海に行きたい」

はっきりさせよう

「うん いいよ」

一回帰り自転車で行くことにした

「はい、乗って」

私は足を横に出し、
健太くんに言われたのでお腹にしがみついた

「よし、行くぞ」

「ギャー」

猛スピードで進んで行く。一歩、一歩。凌と付き合ったあの海へ・・・



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