やさしい手のひら・前編【完結】
「ンッッ・・ンッ・・・健太・・・・くん」

「俺が本郷を忘れさせてやる」

そう言って私を優しく、時には激しく熱いキスをした

一枚ずつ私の服を脱がし、すべて脱ぎ終わった頃には2人とも生まれたままの姿で、恥ずかしさと緊張といろいろなものが混ざり合う

この温もりは凌とは違うもので壊れ物を扱うかのように丁寧に私を包んだ

・・・・ンッンッ

「辛くない?」

「うん」

「俺をちゃんと見て。これからもずっと」

「見てるよ。私は健太くんをずっと見てる」

健太くんが不安なのが痛いほどわかる。私は健太くんに言った

「私・・これでよかったと思ってる。私は健太くんでよかった」

「亜美・・・」

頬を流れる涙にキスを落とし、

「幸せにする」

そう言い、私達は頂点へと達しっていった


凌・・・これで私達は何があっても戻ることはない
私はもう健太くんに抱かれました
凌の知っている私はもういない
お互い幸せになれるといいね
今までありがとう・・・・



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