やさしい手のひら・前編【完結】
次の日、由里が鞄を持ってうちに迎えに来てくれた
「大丈夫かい?まさか妊娠じゃないよね?」
妊娠・・・・
「何言ってんの。ありえないから。健太くんちゃんとしてくれてるから」
「フフフ、愛されてるんだね」
妊娠という言葉に反応してしまった
ライブハウスはとてもすごい人で今日のライブの凄さがわかった
健太くん達は多分楽屋で、
私達は後ろの方で時間が来るのを待っていた
「ちゃんと考えてくれた?」
この声は・・・健太くんの元カノ・・・
私の耳元で
「ちゃんと別れてねっ」
そう言った
何も言い返せなくて下を向いてしまった
「亜美っ!」
健太くんが私を呼んだ
「健太ぁ!」
横から出て来て、元カノが健太くんを呼び腕に絡み付いた
「久しぶりだな、愛」
愛って言うんだ。そんな笑顔で笑わないで
「今日はね、健太を見に来たの。ねー今日終わったら会える?」
私は何も言えなくて、下を向いたまま話を聞いていた
「無理」
「えっーいいじゃん。大事な話があるの」
そう言って甘い声を出し、健太くんにすがっている
私の顔を見て、いかにも言えと命令しているみたいだった
「健太くん、私は大丈夫だから話聞いてあげて」
「ほら、彼女もそう言ってるし。ねーいいでしょ」
いいよって言わないでお願い・・・
「亜美が言うなら。少しだけな」
健太くんはあっさり了解してしまった
その時、私はもう一緒にいられなくなる・・・・そう思った
「大丈夫かい?まさか妊娠じゃないよね?」
妊娠・・・・
「何言ってんの。ありえないから。健太くんちゃんとしてくれてるから」
「フフフ、愛されてるんだね」
妊娠という言葉に反応してしまった
ライブハウスはとてもすごい人で今日のライブの凄さがわかった
健太くん達は多分楽屋で、
私達は後ろの方で時間が来るのを待っていた
「ちゃんと考えてくれた?」
この声は・・・健太くんの元カノ・・・
私の耳元で
「ちゃんと別れてねっ」
そう言った
何も言い返せなくて下を向いてしまった
「亜美っ!」
健太くんが私を呼んだ
「健太ぁ!」
横から出て来て、元カノが健太くんを呼び腕に絡み付いた
「久しぶりだな、愛」
愛って言うんだ。そんな笑顔で笑わないで
「今日はね、健太を見に来たの。ねー今日終わったら会える?」
私は何も言えなくて、下を向いたまま話を聞いていた
「無理」
「えっーいいじゃん。大事な話があるの」
そう言って甘い声を出し、健太くんにすがっている
私の顔を見て、いかにも言えと命令しているみたいだった
「健太くん、私は大丈夫だから話聞いてあげて」
「ほら、彼女もそう言ってるし。ねーいいでしょ」
いいよって言わないでお願い・・・
「亜美が言うなら。少しだけな」
健太くんはあっさり了解してしまった
その時、私はもう一緒にいられなくなる・・・・そう思った