やさしい手のひら・前編【完結】
朝、早めに起きて私はキッチンへ向かった
人数分、目玉焼きを作り、お味噌汁も作って最後はサラダをセットし30分ほどで出来上がった
「いい匂いするんだけどー」
と、祐介くんが起きて来た
「おはよー」
「亜美ちゃん作ったの?」
「あっ、うん」
「すげぇすげぇ、由里なんて作ったことねぇよ」
と言った時
「祐介くん・・」
由里が腕を組み仁王立ちで祐介くんを睨んでいた
「あっ・・由里おはよう」
「何か言いましたか」
由里の顔が怒っていて、祐介くんはやばいと言う顔をした
「由里、シャワー浴びといで」
この場をどうにかしようと由里にシャワーを進めた
「そうする」
由里は逆を向き歩き出した
「由里ちゃーん、俺も一緒に入る」
と、由里の跡を追って二人はお風呂場に行った。そんな祐介くんの姿がおもしろくて笑ってしまった
「おはよう」
と髪をボサボサにした龍くんが私の隣に来た。お鍋のふたを開け
「うまそ」
と匂いをかんでいる
「みんな起きたらご飯にしようね」
私は後片付けをしながら、龍くんに言った
「作れんだ」
私を覗き込むように見て言った
「私、女だし。龍くん失礼だよ」
笑いながら龍くんに言った
「イメージと違うから」
私は龍くんにはどんな風に見られていたのだろうか
「うちでもちゃんとしてるんだよ。これでも」
「健太はいつも食べてるのか?」
「いつもではないけど時間のある時とか作ってあげてるよ」
「ふーん」
それだけ言って茶の間に行ってしまった。今日の龍くんはいつもよりちょっと口数が多かった
人数分、目玉焼きを作り、お味噌汁も作って最後はサラダをセットし30分ほどで出来上がった
「いい匂いするんだけどー」
と、祐介くんが起きて来た
「おはよー」
「亜美ちゃん作ったの?」
「あっ、うん」
「すげぇすげぇ、由里なんて作ったことねぇよ」
と言った時
「祐介くん・・」
由里が腕を組み仁王立ちで祐介くんを睨んでいた
「あっ・・由里おはよう」
「何か言いましたか」
由里の顔が怒っていて、祐介くんはやばいと言う顔をした
「由里、シャワー浴びといで」
この場をどうにかしようと由里にシャワーを進めた
「そうする」
由里は逆を向き歩き出した
「由里ちゃーん、俺も一緒に入る」
と、由里の跡を追って二人はお風呂場に行った。そんな祐介くんの姿がおもしろくて笑ってしまった
「おはよう」
と髪をボサボサにした龍くんが私の隣に来た。お鍋のふたを開け
「うまそ」
と匂いをかんでいる
「みんな起きたらご飯にしようね」
私は後片付けをしながら、龍くんに言った
「作れんだ」
私を覗き込むように見て言った
「私、女だし。龍くん失礼だよ」
笑いながら龍くんに言った
「イメージと違うから」
私は龍くんにはどんな風に見られていたのだろうか
「うちでもちゃんとしてるんだよ。これでも」
「健太はいつも食べてるのか?」
「いつもではないけど時間のある時とか作ってあげてるよ」
「ふーん」
それだけ言って茶の間に行ってしまった。今日の龍くんはいつもよりちょっと口数が多かった