やさしい手のひら・前編【完結】
学くん達も起きてみんなシャワーを浴び、茶の間に集まったのでご飯にした

「亜美ちゃん、うまい」

学くんは口をモグモグさせながら言った

「意外だよなー」

とみんなが言う

「さっきも龍くんにそう言われたよ」

「ね、龍くん」

「うん」

「亜美はいつもこうやって作ってくれんの。いいだろ」

健太くんが自慢げにみんなに言った。それを見て祐介くんが由里の顔見て

「俺も食べたい」

「今度ね」

祐介くんは由里にあっさり却下されてしまった

「おかわりしていい?」

と龍くんが私の目を見つめて言ったので

「うん、いいよ」

龍くんから茶碗を受け取り、私はキッチンに向かい、ご飯をよそった。隣を見ると健太くんもいて

「俺も」

と言われ健太くんのお茶碗にもご飯をよそった
いつも健太くんは必ずおかわりをしてくれて、
作った私は嬉しかった
最初は無理しているのかと思ったけど『うまいから』と言って食べてくれた

作った物がすべてなくなり、私はホッとした

キッチンで女3人が片付けをしながら、
くだらない話しをし、
きれいに片付けを終わらせた

健太くん達はみんなで一服をし、次のライブの話しをしていた



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