やさしい手のひら・前編【完結】
「そっか。まずは先に私が厳しい現実に立ち向かうってことだね」
これを乗り越えて学くんと咲ちゃんには幸せになってほしいと思った
「よし、由里ちゃんも食べ終わったし、買い物でも行くかー」
トレイを片付けて私達はショッピングモールへと歩き出した
「もうそろそろバレンタインだから、チョコ見よう」
そう言ってバレンタインの催事場に行き、みんなで手作りか、買うのか悩んだ
去年、私のうちで由里と作ったっけ・・・そんなことを思い出した。今年は健太と一緒に住んでいてチョコを一人で作る時間などないことを思い出し
「私は買うことにした!」
私が言うと、由里も去年のことを思い出したのか、
「私も買おうっと」
「なんで作らないのーー!」
咲ちゃんが買うことに反対した
「どうも手作りにはいいことないんで」
由里が私より先に言ってくれた。やっぱり私と同じ考えで私もホッとした
「あなた達去年の今頃、かなりのイケメンといたもんね」
「知ってるんですか?」
なぜ知っているのか驚き聞いてしまった
「何度か亜美ちゃんがイケメンと歩いてるのとか、私とかメンバーも見たことあるんだ。片思い中の健太もね」
・・・なんとも言えない気分だった
「まっ、今が幸せだからそれでいんだよ」
咲ちゃんがそう言ってくれたのでちょっと安心した
いろんなイベントがあるたびに去年のことを思い出している自分が嫌だった・・・・
これを乗り越えて学くんと咲ちゃんには幸せになってほしいと思った
「よし、由里ちゃんも食べ終わったし、買い物でも行くかー」
トレイを片付けて私達はショッピングモールへと歩き出した
「もうそろそろバレンタインだから、チョコ見よう」
そう言ってバレンタインの催事場に行き、みんなで手作りか、買うのか悩んだ
去年、私のうちで由里と作ったっけ・・・そんなことを思い出した。今年は健太と一緒に住んでいてチョコを一人で作る時間などないことを思い出し
「私は買うことにした!」
私が言うと、由里も去年のことを思い出したのか、
「私も買おうっと」
「なんで作らないのーー!」
咲ちゃんが買うことに反対した
「どうも手作りにはいいことないんで」
由里が私より先に言ってくれた。やっぱり私と同じ考えで私もホッとした
「あなた達去年の今頃、かなりのイケメンといたもんね」
「知ってるんですか?」
なぜ知っているのか驚き聞いてしまった
「何度か亜美ちゃんがイケメンと歩いてるのとか、私とかメンバーも見たことあるんだ。片思い中の健太もね」
・・・なんとも言えない気分だった
「まっ、今が幸せだからそれでいんだよ」
咲ちゃんがそう言ってくれたのでちょっと安心した
いろんなイベントがあるたびに去年のことを思い出している自分が嫌だった・・・・