やさしい手のひら・前編【完結】
春休み
卒業生へのお別れ会も無事に終わった。健太達のライブは大成功に終わり、みんな満足の出来だった。私がまたステージへ上がるというハプニングもなく私も楽しんでライブを見れた
3年生も卒業して行き、明後日からは春休みになる。私も健太が『ずっといれ』と言う言葉に甘え、今も健太の家にいる。親も何も言わないので毎日健太と過ごしていた
「亜美、行くぞ」
今日が終業式で遅刻が出来ないので私はいつもより早く起きた
玄関を出て、得意げのようにカードキーを使う。あれから私はずっとこのカードキーで開け閉めをしていた
エレベーターで下まで降り、玄関から出た
「あったかーい」
もう春がそこまで来ていて、外はポカポカしていた。とても気持ち良くって、もうマフラーも手袋もいらない季節になっていた
「明日からゆっくりできるな」
「うん。たっぷり寝たい」
「亜美が来てから俺自分で起きないで、起こしてもらってばっかだな」
「ほーんと。一度も健太に起こしてもらったことないよ」
朝が弱い健太は私が起こすまでいつも寝ていた。でも起こすことも好きだった
「亜美~」
後ろから祐介くんと由里が走って来た
「おはよう」
「おー」
お互いに挨拶をし
明日から休みだね、と由里と話し、会話が弾むとすぐに学校に着いてしまい、健太くん達と玄関で別れた
教室では、明日からの春休みにみんなワクワクし、早く帰りたいと言っていた
由美と今日の帰りマックに行くことに決め、久しぶりに咲ちゃんとも会えることでライブハウスに行くのも楽しみだった
3年生も卒業して行き、明後日からは春休みになる。私も健太が『ずっといれ』と言う言葉に甘え、今も健太の家にいる。親も何も言わないので毎日健太と過ごしていた
「亜美、行くぞ」
今日が終業式で遅刻が出来ないので私はいつもより早く起きた
玄関を出て、得意げのようにカードキーを使う。あれから私はずっとこのカードキーで開け閉めをしていた
エレベーターで下まで降り、玄関から出た
「あったかーい」
もう春がそこまで来ていて、外はポカポカしていた。とても気持ち良くって、もうマフラーも手袋もいらない季節になっていた
「明日からゆっくりできるな」
「うん。たっぷり寝たい」
「亜美が来てから俺自分で起きないで、起こしてもらってばっかだな」
「ほーんと。一度も健太に起こしてもらったことないよ」
朝が弱い健太は私が起こすまでいつも寝ていた。でも起こすことも好きだった
「亜美~」
後ろから祐介くんと由里が走って来た
「おはよう」
「おー」
お互いに挨拶をし
明日から休みだね、と由里と話し、会話が弾むとすぐに学校に着いてしまい、健太くん達と玄関で別れた
教室では、明日からの春休みにみんなワクワクし、早く帰りたいと言っていた
由美と今日の帰りマックに行くことに決め、久しぶりに咲ちゃんとも会えることでライブハウスに行くのも楽しみだった