やさしい手のひら・前編【完結】
朝、携帯の目覚ましで目が覚めた。私はまた健太の所から学校へ通うことにして、今日から新学期が始まる
私は2年となり、健太は3年になる。この1年しか健太と学校にいられない。1つ上の健太は先に卒業してしまう。だからたくさん思い出を作って、楽しい学校生活にしたいと思った
いつものように健太と学校へ登校し、玄関で別れた。歩いていると後ろから由里が来て、クラス発表を一緒に見に行った
「・・・」
貼ってある紙を見ると、今まで一度も一緒になったことがなかった凌の名前があった
「嘘・・・」
どうして今頃になって同じクラス?あんなに同じクラスになりたかった凌の名前を見て絶句してしまった
「亜美、大丈夫だよ」
由里は私の動揺に気付き声を掛けてくれた
「うん・・」
なってしまったものは仕方がない。そう自分に言い聞かせた
私の席の隣に今、着たばかりの凌が座った。黒板に書かれている座席表を見るとそうなっていた
「元気か?」
凌に突然話し掛けられびっくりしてしまった
「うん、元気」
「沖縄行ってたんだろ?」
「うん」
沖縄へ行っていたことを凌が知っていた。この2年間私は凌と一緒に過ごすことになってしまった。なんて神様は意地悪なんだろう・・・そう思ってしまった
クラスのみんなを見渡して見ると、由里もいた。凌のことを気にしていて由里と同じことを忘れていた
新しい担任の先生の話を聞き、今年は修学旅行があることを話している。去年、健太も修学旅行でいなかったんだ・・・
先生の話も上の空で外を見ていた。ふと隣の凌を見てみると、顔を伏せ先生の話も聞かずに寝ているようだった。そんな凌の姿を見て、懐かしく思ってしまった・・・
私は2年となり、健太は3年になる。この1年しか健太と学校にいられない。1つ上の健太は先に卒業してしまう。だからたくさん思い出を作って、楽しい学校生活にしたいと思った
いつものように健太と学校へ登校し、玄関で別れた。歩いていると後ろから由里が来て、クラス発表を一緒に見に行った
「・・・」
貼ってある紙を見ると、今まで一度も一緒になったことがなかった凌の名前があった
「嘘・・・」
どうして今頃になって同じクラス?あんなに同じクラスになりたかった凌の名前を見て絶句してしまった
「亜美、大丈夫だよ」
由里は私の動揺に気付き声を掛けてくれた
「うん・・」
なってしまったものは仕方がない。そう自分に言い聞かせた
私の席の隣に今、着たばかりの凌が座った。黒板に書かれている座席表を見るとそうなっていた
「元気か?」
凌に突然話し掛けられびっくりしてしまった
「うん、元気」
「沖縄行ってたんだろ?」
「うん」
沖縄へ行っていたことを凌が知っていた。この2年間私は凌と一緒に過ごすことになってしまった。なんて神様は意地悪なんだろう・・・そう思ってしまった
クラスのみんなを見渡して見ると、由里もいた。凌のことを気にしていて由里と同じことを忘れていた
新しい担任の先生の話を聞き、今年は修学旅行があることを話している。去年、健太も修学旅行でいなかったんだ・・・
先生の話も上の空で外を見ていた。ふと隣の凌を見てみると、顔を伏せ先生の話も聞かずに寝ているようだった。そんな凌の姿を見て、懐かしく思ってしまった・・・