やさしい手のひら・前編【完結】
由里と屋上に来た
「まさか一緒になるとはね・・・」
由里は微笑みながら空を見て言った
「気持ちがある訳じゃないよ。ただ昔大好きだった人で・・・」
「わかってるよ。私だってそうなったら焦るし。でも今は亜美には健太くんがいるしね」
凌と同じクラスになったからと言って、何かが変わる訳ではない。私には健太がいて、今と何も変わらない。動揺する必要もない
「坂下はどこに行った?」
「あーそんな人いたねぇ。っていうかどこのクラスかわかんないや」
そう言って由里は笑った
「さあ、行こうっか」
「うん」
私達は教室に戻り、私は凌の隣に座った
「席につけー」
担任が入って来た。みんなそれぞれ自分の席に付いた
「これから来月の修学旅行の班を決めるぞ。それでくじで決めようと思う」
「えっっーー」
くじだということでみんなもんくを言い、他のにしろと意見を言ったが、先生はくじと決めたことを譲らず、前の席から箱が回された
私のとこにも箱が回ってきて
「亜美から引いていいよ」
凌が私を見て、先にと言ってくれた
「うん」
箱に手を入れ、中の紙を一枚取った。そして箱を凌に差出し、凌はすぐに紙を引いた
私の手から箱を取り、後ろの人に箱を渡してくれた
中の紙を開いて見ると、4班と書かれていた。凌が私の紙を除き
「俺も4班だ」
「えっ?」
凌の手に持っている紙を見ると『4班』と書かれていた
ということは現地に行ってもつねに一緒に行動ということになる
私はなんとも言えない感情になった
「まさか一緒になるとはね・・・」
由里は微笑みながら空を見て言った
「気持ちがある訳じゃないよ。ただ昔大好きだった人で・・・」
「わかってるよ。私だってそうなったら焦るし。でも今は亜美には健太くんがいるしね」
凌と同じクラスになったからと言って、何かが変わる訳ではない。私には健太がいて、今と何も変わらない。動揺する必要もない
「坂下はどこに行った?」
「あーそんな人いたねぇ。っていうかどこのクラスかわかんないや」
そう言って由里は笑った
「さあ、行こうっか」
「うん」
私達は教室に戻り、私は凌の隣に座った
「席につけー」
担任が入って来た。みんなそれぞれ自分の席に付いた
「これから来月の修学旅行の班を決めるぞ。それでくじで決めようと思う」
「えっっーー」
くじだということでみんなもんくを言い、他のにしろと意見を言ったが、先生はくじと決めたことを譲らず、前の席から箱が回された
私のとこにも箱が回ってきて
「亜美から引いていいよ」
凌が私を見て、先にと言ってくれた
「うん」
箱に手を入れ、中の紙を一枚取った。そして箱を凌に差出し、凌はすぐに紙を引いた
私の手から箱を取り、後ろの人に箱を渡してくれた
中の紙を開いて見ると、4班と書かれていた。凌が私の紙を除き
「俺も4班だ」
「えっ?」
凌の手に持っている紙を見ると『4班』と書かれていた
ということは現地に行ってもつねに一緒に行動ということになる
私はなんとも言えない感情になった